 |
|
 |
|
 |
|
インプラントは失った歯の代わりに、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯冠を取り付ける治療法です。このインプラント治療はかなり昔から存在していましたが、1950年代にスウェーデンのブローネマルク博士が、骨と結合するチタン製のインプラントを開発したことで、成功率は大幅に上昇しました。
従来は歯を失った場合にはブリッジといって、なくなった歯の両隣の歯を削って、なくなった部分を作ったり、取り外しの義歯(入れ歯)を作ったりしていました。
ところが、ブリッジについては失った歯を作るために両隣の歯を削ることにより、削った歯の寿命が短くなってしまうリスクがあります。また取り外しの入れ歯は、硬い物を噛んだ時に痛みがあったり、噛む度に入れ歯が動いたりして、必ずしも快適な使用感が得られる訳ではないのです。
その点、インプラントはブリッジや入れ歯のデメリットをほぼ解決する画期的な治療法といえます。
最近は技術の向上もあって、選ばれる方も増えているのが現状です。もちろんインプラントにもメリットだけでなく、デメリットもありますから、事前にきちんと診断を受け、担当医よりしっかりとした説明を受ける事が大切であることは、言うまでもありません。そして自分の疑問や悩みをクリアにして、納得をした上でインプラント治療を決めてください。 |
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
・ |
自分の歯のように噛める |
・ |
他の歯に負担をかけない |
・ |
審美的に美しい |
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
・ |
チタンの歯根を埋め込む手術が必要 |
・ |
誰でもできるわけではない(骨の状態、全身の状態など) |
・ |
保険がきかないので、治療費が高額になる |
・ |
治療期間が長い |
|
 |
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
|
 |
|
 |
|
 |
|
インプラントは誰でもできる治療ではありません。歯周病や顎の骨などお口の中の環境だけでなく、全身状態も大きく関わってきます。代表的な例としては、骨粗鬆症、糖尿病などの病気や、高血圧、ヘビースモーカーの方、飲んでいるお薬など、注意すへき事はたくさんあります。
インプラントをご検討されている方は、全身状態の確認のため、できるだけ詳しい問診票を記入し、担当医にご相談されることをお勧めします。
また治療前に行うCT撮影は、顎の骨を立体的に診断し、顎の骨と血管や神経の位置関係かを詳細に把握する上で大変重要です。最近の歯科用CTの被ばく量は顎全体のレントゲン数枚程度と非常に少なく安心です。
持病があってもインプラント治療を受けられるケースは沢山ありますので、あきらめずにまずは担当医師やスタッフにご相談ください。 |
|
|
|
|
 |
|
 |
|
|
 |
 |
|
 |
|
顎の骨が状態がよければ、そのままインプラントの歯根を埋めるための手術が可能ですが、場合によっては、まず骨の造成のための処置を行うことがあります。 |
|
 |
Guided Bone Regenerationの略です。生体材料でできた専用の膜で患部を覆い、骨を再生させます。個人によって差がありますが、4〜6ヵ月程度必要です。骨の幅が少ない場合に使われることが多く、比較的適応範囲の広い方法です。 |
 |
|
|
 |
本来、上顎の内部には上顎洞という空洞が存在します。これが加齢やさまざまな要因で拡大することで、骨が吸収され薄くなってしまっている場合に行う方法です。空洞内部に移植骨や骨補填剤などを注入し空洞の底部を押し上げます。 |
 |
|
|
 |
サイナスリフト同様、上顎の洞底部に歯槽骨を作る治療です。徐々に空洞に骨補填剤を注入して、インプラントが可能な状態になるのを待ちます。場合によってはインプラントの埋入と同時に行うこともできるので、臨床的な対応策ともいわれます。 |
 |
|
|
|
|
|
|
 |
|
 |
|
|
|
|
 |
|