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「歯科治療に王道なし」 |
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患者様、ドクター、デンタルスタッフ、三者の努力がなくては治療は成功しません。が、終了しても油断は禁物です。これからは再発に注意!
ムシバ、歯周病の原因であるプラーク(=細菌)は治療終了後そのまま放置した場合、3ケ月間で治療前の状態に戻ると言われています。つまり放っておくとムシバや歯周病の再発の危険性がグーンと高くなるのです。
長期的にみると、メインテナンスをしている人としていない人では歯を失う率に大きな差がでています。
メインテナンス治療は歯ブラシで届かないところに潜んだムシバ、歯周病の原因(プラーク)を探し出しプロの技で取り除くことを基本とした、お口にやさしい治療なのです。
ですから今までのように麻酔して削ったり詰めたりという治療ではありませんから頻繁に歯科医院に通う必要もありません。 |
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むし歯のリスクテスト |
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むし歯のバイキンと歯周病のバイキンは種類が違い、お互い棲みやすい環境が違います。
つまり歯周病が治って歯周病菌が少なくなると、むし歯のリスクが増える可能性が出てくるのです。
高木歯科クリニックではご希望によりメインテナンス時にむし歯のリスクテストを行なってむし歯の予防にも努めています。(初回、希望者のみ) |
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むし歯になる原因は主に3つ |
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虫歯菌、歯を守る力、食事習慣等の生活環境、それらを上手にコントロールすることがむし歯の予防には大切です。 |
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毎日歯磨きをしているつもりなのに・・・・なぜむし歯になってしまうの?
むし歯の原因は人それぞれ! 原因が違えば予防法も違います。それって唾液の質や唾液の中にある菌が関係するのかも? |
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@ 唾液の質の検査(唾液緩衝能) |
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○使用方法 |
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@ |
専用のガムを3分間噛んで出た唾液を計量カップに入れ唾液の流出量を測ります。 |
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むし歯になりやすさ |
・2.0ml以下 |
非常に危険(高リスク) |
・2.1〜5.0ml |
注意(中リスク) |
・5.1ml以上 |
やや低い(低リスク) |
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A |
唾液を専用の試薬に入れ、唾液の色が変化を色見本に従って判定します。 |
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唾液緩衝能 |
むし歯になりやすさ |
赤色
(pH5.8-6.) |
強い |
やや低い
(低リスク) |
橙赤色
(pH5.0-5.5) |
やや弱い |
注意
(中リスク) |
黄色
(pH54.0-4.8) |
弱い |
非常に危険
(高リスク) |
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A むし歯菌の強さの測定 |
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むし歯はむし歯菌が産生した酸で歯を溶かしてゆきます。むし歯菌が出す酸の量を測ることでリスクを測定します。 |
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@ |
綿棒で歯の表面を2〜3度拭き取り歯垢集めて試験管に投入し、48時間37℃で培養します。 |
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A |
アンプルに入っている培養液でむし歯菌が酸をします。
この酸の程度によって試験管の色が青(0,pH7.2〜5.7)から緑(+1,pH5.7-5.0),黄緑 (+2,pH5.0-4.4),黄色(+3,pH4.4-3.8)へ色変化してゆき、その色の程度でむし歯のリスクを測定します。 |
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メンテナンス治療ってどんな事をするの? |
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ケースバイケースですがおもに以下のような事を行います。 |
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歯周病、むし歯のリスク検査
(初回、希望者のみ) |
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歯周ポケット、歯ぐきからの出血、歯の動揺度、前述のむし歯のリスク検査などを行います。 |
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A |
歯磨き (セルフケア)のチェツク |
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ムシバ、歯周病の原因(=プラーク)がどのくらい歯に付着しているかを染め出しして、日頃の歯みがき(=ホームケア)の状態調べます。お口全体の8割以上取れていることが健康を維持するポイントです。 |
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B |
PMTC (プロによる機械的な清掃) |
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どんなに一生懸命磨いても歯周ポケットが深いところなど歯ブラシが届かないところはあるものです。 PMTCとは「プロによる機械的な清掃」という意味で、患者さまご自身で磨けない部分を私たちプロが専用の機械、技術を駆使してサポートします。
メインテナンスはセルフケア+プロによる機材的な清掃が両立しないと成功しないといわれています。 |
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C |
フッ化物を塗布 (必要なケースのみ) |
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プラークの中の細菌。実はムシバ菌と歯周病菌は種類が違い、お互い仲が良くありません。そのため歯周病治療によって歯ぐきは健康になっても、今度はムシバになりやすくなるといったケースもでてきます。
フッ化物を塗布することにより歯の表面を強化し、ムシバを予防します。 |
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