治療分野
- 基本治療:
(歯内治療・歯周治療・虫歯治療・予防) - 口咬合治療:
(上下の歯の噛み合せ) - 審美治療:
(ホワイトニング・矯正) - 口臭治療:
口臭の原因をつきとめ、適切な治療を行います。 - インプラント治療:
最先端機器を応用した治療
(レーザー・高周波・超短波治療など)
メインテナンス(PMTC)
歯周病治療
歯周病の予防はきちんとした検査から始まります
歯周病は知らないうちに進行する「沈黙の病」です。
適切な治療のためには、来院したあなたの歯肉やあごの骨が、今どんな状態にあるかを見極めなければなりません。「歯周基本検査」「歯周精密検査」は、これからの治療方針を決める重要な検査です。
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基本検査とは
- 歯周ポケットの深さを1箇所以上測ります
- 歯が動いていないかを調べます(歯の動揺度)
精密検査とは
- 歯周ポケットの深さを4箇所以上測ります
- 歯の動揺度を調べます
- プラークを染め出して付き具合を調べます
さらに少し詳しく調べるときもあります たとえば・・・
- 歯肉から出血していないか?(血が出るのはポケットの中に炎症があります)
- 歯と歯の間の隙間が大きくないか?(食べ物が挟まりやすい)
- 付着歯肉の幅
- 歯槽骨がどの程度失われているか?
- 口腔内写真
- X線写真
歯周ポケットの測定検査
- 歯周病になると歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)が深くなり、その中に歯石が溜まります。
動揺度検査
- ピンセットで歯を動かしてみて動揺度を調べます。
プラーク付着検査
- 歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目等にプラークが付着しているかを調べます。
お口の中の環境改善「スケーリングとルートプレーニング」
歯周病の原因プラークは、細菌が自分で作り出した物質をテントのようにはって周りを囲み、その中で増殖しています。こういう細菌の生活様式をバイオフィルムといいます。
バイオフィルムは、薬を使って治療しようとしてもこの膜状のものが壊れにくく、薬などを通さないため効果がありません。その上、膜の粘着力が強く、プラークの場合は歯面にしっかりくっついて取れにくいことも特長です。
つまりバイオフィルムは物理的な方法で、「こそげ落とす」しか取り除く方法がありません。
そんな訳で、プラークをコントロールしてお口の中の環境を整えるためには、ご家庭での正しいブラッシングとともに、専門家による歯科医院(セルフケアとプロフェッショナルケア)での清掃がとても効果的です。
スケーリング
専門家の手によるプラークコントロールの第1ステップは、スケーリングです。特殊な器具を使い、目に見える範囲のプラークや歯石(プラークが石灰化したもの)を除去します。術後しばらくは歯と歯の間に隙間ができたり、歯が長くなったように感じますが、これはいままでついていた歯石が取れたせいで、良くなった証です。
ルートプレーニング
プラークや歯石は、歯肉に隠れた目に見えない部分にも溜まります。歯根(ルート)面についたプラークや歯石、沈着物、死んでしまった組織などを特殊な器具で取り除いて表面をツルツルにし、再び汚れや細菌が付かないようにします。
痛くない歯石除去を行ないます 歯石はなぜ除去しなければならないのでしょうか。 |
定期健診(メインテナンス治療)をおすすめしています。
一旦よくなった歯肉がまた悪くなることがないように、定期的に歯肉のお掃除を行なうことで、それを行なわなかった場合に比べて失う歯を(1/3)まで減らすことが可能であるといわれています。
歯周病と全身疾患の深い関わり
心臓発作が2.8倍 早産の確立が7.5倍
歯周病の患者さんは、歯周病でない患者さんに比べ、致命的な心臓発作を起こす危険が約2.8倍、早産の確立が7.5倍高いということが、最近のアメリカの研究などでわかってきました。
日本人の成人の約85%が何らかの歯周病に感染しているといわれています。
歯についた歯垢は細菌のかたまりです。歯垢1ミリグラムの中に約1~2億個の細菌やうみが含まれており、私たちはそれを毎日飲み込んでいることになります。
細菌は口や血管から体内に侵入する
中、重度の歯周病になっている妊婦は早産(2500g以下の低体重出産)の危険が7.5倍も高いです。しかも歯周病は飲酒や喫煙よりリスクが高く、早産の最大の危険因子と判明。歯周病を治すことで18%の早産が予防できると発表されました。
また糖尿病の患者さんは以前から歯周病になりやすいことは知られていましたが、最近は逆に歯周病があると糖尿病の血糖値のコントロールが難しくなろとわかりました。したがって、歯周病を治療すれば血糖値が下がり、糖尿病がよくなっていくという好結果につながります。また肺炎やぜんそく等の呼吸器疾患にも歯周病がかかわっていることがわかってきました。
半年に一度は歯周病のチェックを受けましょう。
まずは、患者さんご自身のお口の中の細菌を減らすことがなにより肝心です。そのためには食後の正しいブラッシングが不可欠です。
初期の歯周病は自覚症状が無く、知らない間に進行してしまいます。また、根の深いところについた歯石は自分ではとれません。
歯科医院でしかできない治療がありますので、お気軽に「歯周病の検査をしてほしいのですが」と、歯医者さんに声をかけ、正しいアドバイスを受けましょう。
口臭治療
口臭とは?
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一人でクヨクヨと悩まず、早めに口臭専門外来の受診をお勧めします! 少しでも悩み解決のお手伝いができれば幸いです。 |
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口臭の原因
口臭の原因の約90%は、口腔内にあるといわれ、さまざまな細菌が繁殖して引き起こされると考えられています。
むし歯や歯周病など口の中の病気や、その原因でもある細菌の塊(歯垢)は、口臭の代表的な原因です。丁寧にブラッシングをして口の中を清潔にして下さい。口の中を不潔にしておくと、舌の上に苔のようなものが留まり(舌苔)、これも口臭の大きな原因になります。
また唾液には細菌の繁殖を抑える自浄作用があります。従って唾液の分泌量が少なくなると、口臭が発生しやすくなります。(緊張時やストレスなども、唾液の分泌が少なくなる原因のひとつです。)
口臭チェック法
- 朝起きてすぐ、乾いたコップに息を吹吐きためてニオイをかぐ
- 舌苔(舌につくコケ)がついていないか鏡を見て確かめる
- 歯科医院で、口の中の細菌や口臭をチェックしてもらう
自臭症
自分自身が感じる自覚的口臭のことです。気になる場合は治療の対象です。
当院の特徴はこの自臭症に対応することです。
歯科医院での定期的なケアを! 口臭も口の中を清潔に保ち、むし歯や歯周病などを治療して、歯科医院での定期的なチェック、ケアを受けることによって予防が可能です。 |
口臭専門治療
口臭は、いろいろな原因がもとで発生します。
だれしも口臭はあるものです。
しかし、気になりますね。なくせるものならなくしたいものです。
当院では、きめ細かな問診・生活調査・8~10種類の口臭検査をして、多くのデータを包括的に分析して、口臭の原因を突き止めます。
そして、適切な処置を行い、患者様と一緒に治療を行っていきます。
治療の流れ
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歯内治療(神経の治療)
歯内治療について
「歯内治療(しないちりょう)」-聞き慣れない言葉だと思います。実はかなりのパーセンテージの方が1度は経験されたことのある治療なのです。一般歯科に来院される理由のトップは「痛みから解放して欲しい」というものです。最近は予防処置や定期健診を希望されて来院される患者さんが増えていらっしゃいますが、それでもどこかしら痛んでこられるかたのほうが多いのです。
痛みのなかでも神経にさわるような歯の痛み、シミは耐え難いものです。この痛みをとる代表的な治療法の1つが神経をとる治療、いわゆる「歯内治療」といわれるものです。
何となく針金みたいなもので歯の中をガリガリとやっていると思われるこの治療も治療機器の進歩によって随分様変わりをしています。
現在当院では、アメリカ製で形状記憶の超弾性合金性の{ライトスピード}という器具を使用し精度の高い治療を行なっています。 |
【ライトスピード】歯の形も千差万別、、自ずと歯の中の神経の形、神経の大きさ・長さも個人差があります。 |
大切な歯を残すために・・・歯内治療とは?
むし歯が進行すると細菌は歯の根の中に侵入し、歯髄(神経と血管の集まり)を侵し、根の先からあごの骨へと広がってゆきます。感染の広がりをくい止め大切な歯を抜かないですむよう、感染した歯髄を取り除いて歯根の内部を消毒し、再び細菌が侵入しないように完全に密封してしまいます。この一連の治療が「歯内療法」です。
歯の根は非常に細く形も複雑で、治療には細心の注意と労力、時間が必要ですが、歯を救うために欠かせない重要な治療です。根気よく最後まで治療をお受けください。
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レーザー治療
レーザー治療とは
歯科領域でのレーザーの応用は1960年に始まりました。レーザーは本来「光」です。光でありながらふつうの光とは著しく異なる特徴を持った光であり、電磁波でもあります。主な特徴は
- 自然放出によるものではなく誘導光による光である。
- 規則正しい連続波である。
- 同一波長、同一位相により増幅することが可能である。
- 周波数幅がせまく単色性である。
- 集束性が高いため、エネルギー密度を高くすることができる。
などです。
レーザーは、光を増幅させる媒体の違いにより種々のレーザーが実用化されています。当院では、歯科領域で最も多く使用され、生体に最も安全であるといわれる炭酸ガスレーザーを使用し、様々な治療に応用しています。
今日、レーザー治療は急速に進歩を遂げており、通常の治療にレーザー治療を加えることでより精度の高い、痛みの少ない、治り方がきれいな治療が可能となっています。
炭酸ガスレーザーで何ができるだろうか
炭酸ガスレーザーの3大効果
- 痛みをとる
- 傷・炎症を早く治す
- 免疫機能を高める
上記の大きな3つの効果が有名ですが、実際に歯科治療においてどのように応用できるのでしょうか。
歯肉の急性炎症緩和
歯肉が炎症を起こして腫れている場合、麻酔をせずにレーザーを照射することで腫れが早くひき、同時に痛みを少なくすることができます。
メラニン色素の除去
メラニン色素が多く、歯肉が黒く着色している場合、炭酸ガスレーザーを応用することで痛みを感じさせることなくメラニン色素を除去し、きれいな歯肉へと変化させることができます。
治療前 |
治療後 |
口内炎の治療
以前は塗り薬で治していた、さわると痛い口内炎。パワーを低く抑えた炭酸ガスレーザーを照射すると、あてた瞬間から痛みがなくなり、早く治すことが可能です。
治療前 |
治療後 |
歯肉の切除
例えば、虫歯が歯肉の下の方まで進行していた場合、その歯を生かして機能させるためには、歯肉を切ってあげなければなりません。以前は電気メスで切除していました。
現在は、炭酸ガスレーザーを用いることで、電気メスの場合と比べて、歯肉がよりきれいな治り方をします。
義歯性褥創(ぎしせいじょくそう)
義歯の一部が強く歯肉に当たっていた場合、その部位が白っぽくなったり、傷ができたりします。出力を抑えてレーザー照射することでその治りを早くし、また、痛みは瞬時に消えてしまいます。
歯肉治療
神経の治療では、神経をすべて除去し、さらに細菌も死滅させなければなりません。レーザーを根管(神経の穴)あてることで細菌を取り除き、治療の成功率が上がります。
歯質の強化
レーザーを照射することにより歯の質を強くし、虫歯になるのを防ぎます。
超短波療法
超短波とは
一秒間に数千万回という高い周波数をもつ電波の一種です。
超短波療法とは
超短波を照射すると、身体の深部に浸透し、熱を発生することで、毛細血管などを拡張して、血液の循環を良くし、組織の新陳代謝を促進し、細胞の働きが非常に活発になります。医師の分野(整形外科や耳鼻咽喉科など)でよく用いられる温熱療法です。
超短波の効果
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歯科での応用 |
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