「インプラント」とは、どんな治療法ですか?
虫歯や歯周病、外傷などで失ってしまった歯の替わりに、人工の歯根を植え、しっかりと顎(あご)の骨と固定した後、その上に人工の歯を制作し装着する方法です。
天然歯と同様の、健全な咀嚼運動(噛み砕き、飲み込む運動)ができるようになります。
インプラントは従来の方法とどのように違いますか?
インプラントには、従来の入れ歯のようにアクリル系やプラスチックの床(ピンク色の部分)、あるいは残存している歯に引っ掛ける止め金が必要ないので、口の中がスッキリとし、本来の自然な運動がよみがえります。
また、制作された人工の歯もぴったりとと固定されてますから、固いものでも楽に食べられるようになります。
症例1
前歯1歯欠損に対しインプラントを行なった
綺麗によみがえり人前で笑えるようになった。
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症例2
前歯1歯欠損に対しインプラントを行なった
人前でしゃべる仕事だから“自然な感じで治したい”という希望にて来院。 患者さんには、機能的にも審美的にも十分満足していただいた。
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症例3
上顎右側にインプラントを行なった
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術前 |
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右上5本欠損
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術後 |
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右半分が改善され左右均等に咀嚼できるようになり顔貌まで良くなった。
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症例4
下顎に4本のインプラントを植立して、それにマグネットを取り付け、マグネット義歯を作成した。
下あごには全く歯がありません。インプラント手術をする前に4本のワイヤー(骨の上に白くみえる線)を使って、インプラントの埋入位置が適正かどうかを診断します。
インプラントの頭を出し、磁性の金属板を取り付けてマグネット義歯をカチッと固定されるようになります。
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術前
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義歯の裏面にマグネット(磁石)を取り付けて歯肉に埋め込まれたインプラントに義歯がピッタリと着きます。
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義歯(表)
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義歯の裏面にマグネット(磁石)を取り付けたところ。
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【患者さんからのコメント】
以前は総入れ歯が動いてどうしようもなかったが、この磁石の入れ歯にしてから何でも噛めるようになってすごく快適。
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- 開レントゲンなどによって十分な診断の後、インプラント治療に関する計画についての説明をします。
- チタン製の小さなネジのような形状のインプラントを局所麻酔で顎の骨の中に埋め込みます。
- インプラントと骨がくっつくまで約6~24週間かかります。インプラントによりしっかりとした土台がができあがったら、人工の歯を上に取り付けます。
- インプラント治療の終了後は、半年に一度の定期検診と正しいブラッシングでアフターケアをしていきます。